2013年8月19日月曜日

【十人素色Vol.2】 参加募集のお知らせ

お待たせいたしました。
2013年10月5日(土)に開催いたします『十人素色・素材と色彩のリノベーションとイノベーション』、参加募集についてのお知らせです。
以下詳細をお読み頂いた上、メールにてお申し込み下さい。皆様のご参加を、お待ちしております。

今年のフライヤーはより多様で革新的な10組の方々、
を表現しています。
●企画趣旨
色は難しい、苦手だ、と多くの設計者が嘆いています。本来、素材と一体であるはずの色彩はいつのまにか“センスが無いと選べないもの”として、特に建築・土木の分野では積極的に使いこなしたり好んで用いたりする例が減りつつあるように感じています。

また素材については、その特性を充分に熟知していないと思うように扱うことが難しく、ケミカルな材料の普及により本物に触れる機会が減少、リアルなマテリアルの特性に触れないまま社会に出て行く学生が増えつつあるという現状があります。

MATECOはそのような危機感から発足した自主研究・勉強会です。昨年の十人素色Vol.1では『素材と色彩-決定の論理』と題し、様々な分野のスペシャリストに素材と色彩における決定の論理を語って頂きました。

その後約一年、タイル工場の見学会や勉強会を続け素材・色彩についての思考を深めて行く中、どの分野にも共通するある疑問が浮かび上がって来ました。それは『新しいものや技術の価値』と『古いものや技術の生かし方』についてです。近年よく耳にする『イノベーション』はどの分野にも求められる重要な視点だと感じますが、旧来の技術や身近にある素材や色彩を『見落としているのではないか』と思うこともしばしばあります。

そうした疑問を感じる中で、イノベーションの対語がリノベーションであるということを知りました。既存のものに新しい用途や機能を与えるリノベーションは、まさしく新しい活用法を想像する行為です。両者は対峙しているのではなく一直線上にあり、立ち位置やバランスを意識しながら創造に当たるべき、と考えることも出来るでしょう。

そのようなテーマに基づき、以下の10組のプロフェッショナルをお招きすることとなりました。それぞれの専門分野における『リノベとイノベ』を語って頂きたいと思います。


●開催日時
2013年10月5日(土) 
13:00開場 13:30開始 終了予定時間:18:30

●会場
代官山ヒルサイドウエスト・サロンウエスト 
※西郷山公園向かいの建物です 

●定員 70名(先着順)

●レクチャラーの方々(五十音順・敬称略)
蘆田暢人      (建築/蘆田暢人建築設計事務所・ENERGY MEET共同主宰)
安東陽子      (テキスタイル/安東陽子デザイン)
大波修二      (土木設計・デザイン/株式会社オリエンタルコンサルタンツ)
上出惠悟      (陶芸/九谷焼窯元 上出長右衛門窯六代目)
木内俊克      (建築/木内俊克建築計画事務所)
菊地宏        (建築/菊地宏建築設計事務所)
桐本泰一      (漆/輪島キリモト・桐本木工所)
高岡友美・永森志希乃(食/風景と食設計室ホー)
谷口信隆      (塗装・左官/有限会社ぬり貫 代表取締役)
桝井淳介      (庭園/枡野俊明+日本造園設計)

●申し込み方法
お名前(ふりがな)・学生・社会人の種別(学生の方は学校名もお願いします)
連絡先(メールアドレス)を記載の上、
 100mateco(アットマーク)gmail.com へメールにてお申し込み下さい。

※お申し込み後、受付確認のメールをお送りさせて頂きます。メール送信後、4~5日経っても返信の無い場合はお手数ですが以下加藤アドレスまで連絡をお願い致します。

●参加費学生1,000円 社会人3,000円 (同会場での懇親会費込み)
※当日開場にて徴収させて頂きます。

●お問い合わせ先  ykatoykato(アットマーク)gmail.com  担当:加藤幸枝(CLIMAT)

2013年8月1日木曜日

『十人素色Vol.2 素材と色彩のリノベーションとイノベーション』 開催のお知らせ

素材色彩研究会MATECOでは来る10月5日(土)、『十人素色 -素材と色彩のリノベーションとイノベーション-』というトークイベントを行うこととなりました。

建築・土木・庭園設計の他、塗装・左官、テキスタイルから食に至るまで。環境・空間の形成に係わる様々な分野のプロフェッショナルを10組お招きし、自らの活動や作品において素材や色彩をリノベーションする、あるいはそうした行為から生まれるイノベーションについて、その方法論等を語って頂きます。

後半は会場とのクロストークあり・レクチャラーの方々に作成して頂くMATECO箱の展示あり、さらに懇親会つきという豪華イベントです。

まずは10組のレクチャラーの方をご紹介させて頂きます。申し込みについては、今月中旬を目処に準備を進めておりますので、今しばらくお待ち下さい。
素材と色彩が各々の作品やプロジェクトにどのような役割を果たし、影響を与えているか。さらには、設計者・デザイナ-独自のこだわりの一端から、次の時代をつくる革新はどのようの生み出されているのか…。
そんな期待を持って、ご登壇をお願いした10組の方々です。どうぞご期待下さい。


レクチャラーの方々(五十音順・継承略)
蘆田暢人      (建築/蘆田暢人建築設計事務所・ENERGY MEET共同主宰)
安東陽子      (テキスタイル/安東陽子デザイン)
大波修二      (土木設計・デザイン/株式会社オリエンタルコンサルタンツ)
上出惠悟      (陶芸/九谷焼窯元 上出長右衛門窯六代目)
木内俊克      (建築/木内俊克建築計画事務所)
菊地宏       (建築/菊地宏建築設計事務所)
桐本泰一      (漆/輪島キリモト・桐本木工所)
高岡友美・永森志希乃(食/風景と食設計室ホー)
谷口信隆      (塗装・左官/有限会社ぬり貫 代表取締役)
桝井淳介      (庭園/枡野俊明+日本造園設計)

※昨年の同会の様子は本blogにまとめております。各レクチャラーのプレゼンテーションの概要等、ぜひご覧下さい。→コチラ


2013年8月1日(木)
MATECO代表 加藤幸枝・田村柚香里